⑪郷土料理研究会
《目的》
竹田市の風土に育まれた豊かな農産物を活かした
竹田ならではの新しい郷土料理の開発や提供の仕方について研修を行った。
《事業の成果と今後の展開》
- 竹田らしさの食の提供を日的として、商家民泊研究会と連携して「泊食分離」の考え方を基に、「朝文化(朝カフェ)の取組み」に着目して研究を重ねた結果、多様なニーズが見込まれ、『清水湯カフェ』が創業された。しかし、「朝カフェ」の市場やニーズを検証した結果、市民の認知度が低い上、個別の課題解消が進まず、第2第3の創業には至っていない。今後は、個店ごとの特徴を活かした新たな郷土料理の提供方法、サービスを模索していく事とした。
例)▼定期的な蘊蓄レクチャー付きの朝食会など、新たなコミュニティを作る。
    ▼イベント的に催しを継続させ、徐々に朝カフェを浸透させる試みを続ける
- 釣りマニアの情報や、市のイベント等の情報発信効果により他県からの利用も相次いで
いる。
- 他に開業希望者がいるが、市の景観保護に伴う助成金の適用等に於いて、家屋の構造上困難が生じ、行政担当者を交えて研究を重ねてきた。
- 城下町全体のデザインの必要性を地域住民が認識し始め、複数の市民が商家民泊を希望しており、新たな起業が見込まれる。
- 研究会を通じ竹田の郷土食が持つ魅力が再発見され、意欲の高い市民による組織、「竹田のいなり会」が作られ試験販売が始まった。この会は、狐頭稲荷に代表されるように、城下町に伝承されている18の稲荷神社に着目し、様々な種類のいなり寿司を商品化し、新しい竹田名物を作る事で雇用創出を図るもので、商品化目標は18種類。事業期間中では、継続的な商品販売の仕組み作りまでは至らなかったが、今後は、地域行事にあわせた試験販売などを重ねる事でニーズの発掘や、年間を通じた雇用創出を目指す事になった。
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